見て・嗅いで・さわって楽しむ 畳ツアー
マノ畳店では、不定期で工場見学やミニ畳づくり体験のワークショップを開いています。
海外のゲストさんは、畳に触れるのも初めて!という方も珍しくありません。
「いい香りがするね!」「本物の畳が欲しくなったよ」
というお声をいただくことも多く、畳の文化を改めて誇らしく思える、私たちにとっても幸せな時間です。
さて、先日はカナダのモントリオールから素敵な親子にご参加いただきました。
その日の様子をご紹介いたします!
畳とは?どうやってつくるの? 素朴な疑問にお答えします
ツアーのはじまりは、畳の材料の紹介から。
畳の芯になる「畳床(たたみどこ)」、表面の「畳表(たたみおもて)」、色も柄もさまざまな「畳縁(たたみべり)」など、実物を見て触れていただきます。
おもしろいのは、畳表の品質の違いをご説明するとき。
2種類ほど畳表を用意して、「どちらが良い畳表だと思いましたか?」と聞いてみると、みなさん大抵良い品質の方を見分けられるのです。
織り方の密度や目の揃い方で、なんとなくそうかなあ、と感じるのだそう。
その後、い草の長さや織糸の種類でより良い畳表ができるんです、と説明もするのですが、実物にふれていただくと自然に伝わるんだなあ、と感じる瞬間です。
職人の手仕事を間近で
基本の説明が終わると、次は職人さんの仕事を見学。
機械と道具を自在に操る職人さんの手捌きは、何度見てもわくわくしてしまいます。
また、畳を実際に持ち上げて重さを感じてみたり、古くからの道具をさわったりして、畳屋の仕事をちょっぴり体験していただきます。
大人も子どもも夢中になるミニ畳づくり
そして最後はミニ畳作り。
子ども向けアクティビティとして始めたのですが、意外と大人の方が夢中になってしまうみたいです。本物の畳と同じ材料を使って作ります。
いちばん盛り上がる縁選び。
この日のお二人は、十二支と動物の可愛らしい柄をセレクトしていました。
集中して取り組んだミニ畳は、とっても美しい仕上がり!
日本のお土産を飾ったり、マウスパッドにしたりする予定だそうです。
最後まで楽しんでいただけたようで、本当によかったです!
工場見学やワークショップは、現在リクエストに応じて不定期で開催しています。
定期的に開くことができるように、ただいま準備中!オープンの際には、ブログでもお知らせさせていただきますね。
どうぞお楽しみに。
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